妖々夢 スコア計算機用メモ(12) 〜Cherryの価値と基準〜
以前にこういうことを書きました。
「1 面で10桜点上げる効果は、その後桜点=桜MAXになるまでに
集める点アイテム、ボーダーボーナス、スペカボーナスに影響し、
桜MAXを10上げる影響は桜点=桜MAXになったあとに
集める点アイテム、ボーダーボーナス、スペカボーナスに影響する」
(in 稼符「幻想郷の挑戦者スレッド」二周目 719-720)
書いたときは正しいと思っていたのですが、よく考えるとおおいに不正確です。
あまり深く考えずに書いたため、不正確な表現になってしまったというところでしょうか。
正確には以下のようになります。
「Cherryを増やすと、その後のすべての点アイテム、
ボーダーボーナス、スペカボーナスに影響する」…(A)
先の文と全く違います。ですが、この文には加えるべき注意書きがあります。
Cherryの変動には2 種類あります。
CherryMaxの増加に伴うものとΔCherryの変動によるものです。
それぞれの変動による価値は同じで、その後すべての点アイテム等に及びます。
(参考:「妖々夢 スコア計算機用メモ(6) 〜Cherry〜」)
この価値計算、および先ほどの(A)において差分を取る相手、基準は、
「その後終了まで変動させなかった場合」です。
一方、稼符で先の文を書いたときに意識していた基準は、
「その後同じようにプレイした場合」です。
そうだとしても先の文は「桜点を上げる」という言葉の定義が
途中で変わっていておかしいので、正確な表現に書きなおすと以下のようになります。
「CherryMaxの増加によるCherryの増加はその後全ての点アイテム等に影響し、
ΔCherryの減少によるCherryの増加はΔCherry=0になる地点までの
点アイテム等に影響する」
CherryMaxの増加には事実上制限がありません。
よって余計に上げることができれば終了時までその効果が継続します。
基準を「最後まで変動させない場合」にとっても、
「その後同様にプレイ」にとっても違いがでません。
先の文では「Cherry=CherryMax後に」と限定した表現になってしまっていますが、
これは前半でCherry増加について書いているので、Cherry増加分と
CherryMax増加分で二重に数えることを避けたかったのだと思います。
このときあの「桜点を上げる」という言葉は文字通りの意味です。
一方でΔCherryは0 より小さくはなりません。
「何もしない場合」を基準に取れば、付いた差は終了時まで持続されますが、
「その後同様にプレイ」を基準とした場合には0 に達したところで追いつかれてしまいます。
10 という小さな数字ならおそらく追いつかれるまでにある点アイテムや
ボーダーボーナスの数には差がないでしょう。
つまり、「その後同様にプレイ」を基準に取ると、
価値差分は(増加分×そこからΔCherry=0 になるまでの間にある要素)となるわけです。
これを強く意識して書いたのがあの文なのですが、それを正しく考えるためには
「桜点を上げる」という表現をΔCherryを減らすという意味であると限定し、
「桜MAXの増加は限定なく以降全ての点アイテム等に影響する」としなければなりません。
さて、こんな過疎サイトに書いておいても気づかれないので稼符にも訂正を書いておきます。