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ありふれたホシの終末期

「ありふれたホシの終末期」は、Crazy I Scream さんが制作している
弾幕アクションアドベンチャーゲームです。

現在は、「ありふれたホシの終末期+」を公開中となっています。
サイトの紹介からすると、今後もシステムをパワーアップしつつ、
いろいろなルートが追加されていく、ということになるようです。

なんか簡単に紹介文でも…と思ったんですが、
私にはあまりいい文が書けないので、このゲームの内容を
非常によく説明されているサイトを紹介して代わりとします。
STGと美少女ゲーのおひたし / ありふれたホシの終末期  (当たり判定ゼロ)
こちらの紹介、ユニークな文で読み手を選びそうですが…私は大好きです。

で、以下は私の個人的な記録と感想を。
いつも通り長文ですが。

そもそも、なぜ数ある未プレイゲームの中から
この作品をピックアップして始めたのか…
その理由はよくわからないのですが、当時のことを思い返すと、

雑魚敵を片っ端から虐殺する作業(「巡り廻る。」)に飽きてきて、
コインを3つ集めるだけの簡単なはずのお仕事
(「でんじゃらす☆すわこちゃん」)が難しくて心を折られた
傷心の私は、確か、癒やしを求めていました。

とりあえず、今までやってなかったタイプのゲームを
始めれば…とか考えていたような気がします。

で、数あるフォルダの中からこれ
「ありふれたホシの終末期+(特別版)」を起動したわけです。
たぶん偶然です。10日くらい前の出来事です。


で、始めてみたら、プレイヤーキャラの所属している小隊の隊長がもう、
かわいいわ、強いわ、頼りがいがあるわ、かっこいいわ、怖いわのドストライクで…、
気がついたら、本編そっちのけでトレーニングを繰り返し、
リラクゼーションルームに通い詰めていたんですね、ええ。

隊長は、イベントを進めると、生き残る確率が上がるアイテムやら、
スコアを狙うのに必要なアイテムやら、本編のEXミッションを
こなすために必要なアイテムやらをいろいろと提供してくれる
という実に部下思いの、大変すばらしい方なのです。

最初にリラクゼーションルームに行くと、隊長に半ば強制的に
リラクゼーションルームを利用させられるわけですが、その後
隊長に会いたい一心で、あるいはリラクゼーションルームの
マッサージにはまってしまって、通い詰めて利用し続けるだけで、
HPが伸びてミッションから生きて帰ることができる確率が上がります。
部下の生存のために、多少怖がられても、厳しい口調で命令する
そんな隊長の隊員への深い愛情に心を打たれます。

その愛すべき隊長に暴言を吐かないとあるアイテムが
手に入らないんですが、結局、自分ではそれに気づかず、
最後、トレーニングも一通り終えてもう終わりにしようかと
思っているころにweb巡りをしていて知りました。
それを知って隊長に2回も暴言を吐いてしまうようなダメ部下でも
見捨てずにケアしてくれる隊長は実にやさしい、惚れ直してしまいます。

惜しむらくは、本作品に隊長ルートがないということなのですが、
まあ、それについては、次回以降に期待することにしましょう。

と、このゲーム最大の魅力である第二小隊隊長セピア様への
思いを一通り語ったところで、アクション部分に移ることにします。


このゲーム、固定画面内に現れる敵の攻撃を避けながら
敵を倒していくというわりとよくありそうなアクションゲームです。
メインのプレイヤーキャラ「アオ」の場合、射撃と近接の両方の
攻撃が使えます(他キャラはどちらかのみ)。
しかし、結局、私の場合、ほとんど射撃で戦っていました。

敵はいろんな方向からいろんな方向に弾を撃ってくるんですが、
自分の射撃は4方向だけなので、場合によっては連続的に
当て続けることが困難になります。それでも近接攻撃よりは
圧倒的に扱いやすいです、私には、ですが。


本編は、出てくる敵を全滅させて、ボスを倒したら終了です。
難易度はそれほど高くなく、適度にフリータイムをこなして
ステータスアップを行い、適切なアイテムを装備して望めば、
アクションゲームが苦手な人でもだいたいエンディングに
たどり着けるのではないでしょうか。

本編には、EXミッションとして追加条件が提示されています。
私の場合、進めていく初回の挑戦時から基本的に
EXミッションを意識してプレイしていたので、これを満たさず
進めていっても問題ないのかどうかはよくわかりません。
こちらは、ただクリアするよりちょっと難易度が高くなりますが、
やってやれないほどではない、と思います。ショット禁止だけ
異様にしんどかったのを覚えていますが、それ以外の条件は
よく覚えていません。印象に残らない程度の難易度です。

ただ、ショット禁止だけは私には実に辛く、他はすべて「アオ」で
クリアしてきていたんですが、ブレイド禁止+隠し条件という面だけは、
近接キャラでごり押ししました。そのときも射程のあるブラストばかり
使っていたというくらいには私は近接攻撃が苦手です。

近接は、一発撃つと一定時間攻撃力が下がるし、そもそも
敵も攻撃してくるので、密着し続けることができない以上、
ダメージを連続的に与え続けることができません。

適度な間隔を空けて待ち、敵の攻撃の合間に近づいて攻撃し、
敵の次の攻撃までに離れて…ということに私は適応できなかった。
待ち時間というダメージの入らない時間がある以上、
多段攻撃を入れて始めてその強さが生きることになる(と思う)
んですが、多段攻撃を入れると硬直が長いので、
離れる前にぼろぼろにされてしまうんですね。

ライトニングを装備して射撃すると、時折、一定時間敵を
行動不能状態にすることができるんですが、結局、この状態
以外ではブレード攻撃は使えない、というのが私の結論です。
それ以外なら最初から遠くに居てちょこちょこ避けつつ
打ち続けてる方が安全で強いじゃん…という…
まあ、STGをメインにプレイする人間の戯れ言かもしれませんが。


そんなわけで、愛すべき隊長が操作キャラになったとしても、
私では、その強さを再現できそうにないのが実に残念です。
隊長は攻撃しても硬直がないとか、パワー下がらないとか、
通常攻撃でも真空波が飛ぶので射撃同様に使えるとか、
基本的に敵の弾を全部切れるとか、そもそも近接でも神見切り
するので当たらないとか…ってそれじゃ無敵キャラですね。
ゲームになりませんね。


話がそれました。

このゲーム、本編以外にTRAININGモードがあり、
操作方法に習熟したり、イベントを進めるための
ActivePointをためたり、スコアアタックしたりできます。

いつからだったか忘れてしまいましたが
(一回クリアしたらだったような気がするのですが)
話を進めていくと、より難易度の高いHARD TRAINING
モードに挑戦することもできるようになります。

これらをクリアするとCGギャラリーやSSギャラリーが解放されます。
(CGについてはたぶんA以上の評価が必要)
本編中に出てきたCGもあれば、そうでないものもあります。
最近気づいたんですが、メニュー画面の壁紙にできます。
これでいつでも愛すべき隊長の笑顔が見られるんですね。
いや〜、隊長の笑顔、なごみますね〜。


また話がそれました。

さて、ご褒美狙いのためにやらざるを得ない感じのTRAININGモードですが、
ステージによってはCG解放の条件スコアを達成するのが大変だったりします。
しんどかったのはNormal-9と、Hard-8,9ですかね。
まあ、アクションゲームは人並み程度と思っている私でも
一応Training, Hard-TrainingともにノーミスALLできたので、
頑張れば何とかなるんではないかと思います。
ノーミスとかいうと敷居高い感じですが、
CG解放にはノーミスなど全く必要ありません。
HP半分残してクリアできれば…という感じでしょうか。

こちら、スコアアタックという遊び方もできます。
スコアは残HP(%)*与ダメレート*ボーナス(HP)*ボーナス(被弾数)
で決まるんですが、HPボーナスはHP100%で1.5、ちょっと下がると1.3…
被弾数ボーナスは0で1.5、10発未満なら1.3という感じなので、
スコアタとなると、無被弾100%クリアが前提になってきます。
1発食らうだけで、100*1.5*1.5から99*1.3*1.3以下に
下がっちゃいますからね。これはでかい。

それを満たした上で、後はいかに短い時間でボスを倒せるか、
ということになるわけですが、公式サイトにあるハイスコアを見る限り、
近接キャラの独壇場っぽいですね。
私には近接キャラでノーミスというのがよく想像できない事態なんですが。

でも、どのキャラでやるにせよ、最終的には、敵がいい動き方を
してくれるまでリトライを繰り返す、ということになるような気がします。
まあ、完全パターン化とかあんまり好きではないんで、
このくらいのランダム要素はちょうどいいかな、とも思いますが、
ときどき回避不能なタイミングで攻撃が飛んできてがっくりきます。
いや、対処法を間違えているだけなのかもしれませんが。

そのスコアタですが、アオさんで一通りどちらもノーミスまでやったので
もう満足です。最初はNormal9面とかHard8-9面とかノーミスできるとは
全く思ってませんでしたが、意外と慣れればできるもんなんですね。
いや、とりあえず一回ノーミスでクリアしたっていうだけなんですけども。
近接だって慣れれば何とかなるのかもしれないけど、もういいや。
もしセピア様が操作できるようになったらそのときにもう一回検討する。


Normalのスコアレコードはこちら
Training Score Record
最初はドエススーツ+ヘビーガンでショットオンリーな感じで進めていたんですが、
それだと人型のノーミスが辛いので、途中からドエススーツ+ライトニングで
痺れ中にはブレードを1段*4-5発+3段という組みあわせにしていたんですが、
最終的にドエススーツ+ライトニングで、痺れ中はブレード3段、射撃、
ブレード3段という構成に落ち着きました。ただ、ブレード3段を2回入れると
ほとんど退避時間が取れないので、3段のあとはかなりの確率でボムです。
攻撃間隔の短い非人型とか、遠くて接近に時間が
かかったときなんかは2段+射撃+3段にしてます。


Hardのスコアレコードはこちら
Training Score Record
こちらはボスまでの雑魚戦の処理が辛いのでライトニング+ホーミングで。
ドエススーツでも、基本当たらないこと前提ならどうということはないんですが、
ホーミングの方が道中が安定するので、結局それ以上攻めませんでした。
このゲーム、弾に対する当たり判定は小さいけど、敵の近接攻撃とか
ダメージ床への判定はでかいんですね。近接三段で切っていると踏み込みで
ダメージ床踏んじゃって残念な気持ちになったり、ノーミス達成と思ったら
ダメージ床にかすっていてHP99だったり、敵の突進を避けたつもりが
刺さっていたり、いろいろと泣かされました。


最後の方のトレーニングノーミスはほとんど意地でやった感じですが、
本編もトレーニングもステージそのものはそう長くないので、
わりと軽い感じでプレイできます。
ライトゲーマーでもクリアはできると思いますし、スコアアタックを
始めるとかなりのヘビーゲーマーまで対象になると思うので、
なかなか間口の広いゲームなのではないかと思います。

トレーニングしてイベントして…を繰り返してキャラを育て上げるところは
アクションゲームというゲームの通常の感覚からすると、ちょっとかったるい
感じもあるんですが、少なくとも普通のRPGのレベル上げほどには気になりません。
続編が楽しみです。

続編にはリプレイ機能ついてるといいなぁ。

続編には隊長ルートがあるといいなぁ。

実は射撃系っぽい天然女子にも期待している。

と、そんな感じで本作はひとまず終了ということで。

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